吹き寄せというお菓子を聞いたことがあるのでしょうか。昔からある物で、和歌に詠まれたり料理や着物の文様にも用いられており非常に歴史ある和菓子です。

これは様々な和菓子を集め、一つの入れ物に入れたお菓子でその色とりどりな見た目が宝石箱のようで美しいと贈り物としてたいそう喜ばれるお菓子です。
この記事では、その吹き寄せについてをご紹介いたします。
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目次

吹き寄せの由来

「吹き寄せ」こう見ると少し不思議な名前ですが、この言葉には風で吹き寄せられたものという意味があります。
秋になると風が冷たくなり木の葉や木の実が落ちて、風に吹かれ同じ場所に溜まることがありますが、吹き寄せというお菓子はこの情景を表したものなのです。
とても日本人らしい風情を大切にしたネーミングですね。
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入っている物は

一つの箱や缶に入れられている場合が多いですが、この中身は実は関西と関東で少し分かれており、関東では煎餅や昆布が多く含まれているようです。
京都ないし関西方面では、その季節で中身を変えたり、有平糖やあられなどを使っており色鮮やかに散りばめられています。
中には紅葉や銀杏を象ったお菓子も入っており季節を感じられるお菓子となっています。
吹き寄せ風のクッキー缶なども販売されており、あられや煎餅ではなく、クッキーが落雁がたっぷり入った吹き寄せも。
そして特別オーダーのものならば、なんとお菓子に文字を入れてくれるところもあるようで、ありがとうと感謝の気持ちや、何かのモチーフを描いていただくことも可能だそうです。
これがよく贈り物にも選ばれる理由でしょうか。

贈り物でも大人気

何かしらのお祝いでお菓子を贈りたいときに吹き寄せを贈るととても喜ばれるでしょう。
箱を開けるとおもちゃ箱のような見た目でお子さまでも喜んでいたけますし、肝心の中身はお子さまからお年寄りの方でも美味しくいただけるものばかり。
そしてなにより、吹き寄せは干菓子を集めたもののため日持ちが良いです。しかし湿気には弱く梅雨時ですと長持ちするわけではないですが、それでも和菓子の中ならば比較的長く美味しくいただけるお菓子です。
中には30種類以上の和菓子を使った吹き寄せや、ドライフルーツや旬の野菜チップスが入っているという少し変わった吹き寄せもあります。
手土産にも使えますし、引き出物などや年賀のちょっとした行事に贈るのにも決して失礼にならないお菓子です。
季節のイベントや縁結び、干支にちなんだ開運をコンセプトにした吹き寄せも多く販売されているため、どんな行事にも使えるという実は万能な和菓子なのです。
可愛らしいのに品があるというとても便利なものですので、贈り物に悩んでいる方はいかがでしょうか。
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さいごに

吹き寄せというお菓子をご紹介いたしましたが、文字よりも実物を見ていただける方がより吹き寄せについて知っていただけると思いますので、お菓子屋さんに寄った際は是非探してみてください。
店舗ごとに中身やテーマが異なり、同じような吹き寄せは逆に少ないのでご自分のお土産に最適なものを探すのも大変かもしれませんが、探す価値のあるお菓子です。
吹き寄せを知らない方も多いので、是非贈り物にして初めて見る感動を味合わせていただきたいです。

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