和食が世界無形遺産に登録されましたが、和菓子も日本が誇る食文化ではないでしょうか。洗練された和菓子職人の技術が、繊細な美しさと、優しい甘さを作り出しています。最近では、健康食品としても注目が集まっており、来日した外国人観光客の人気はもちろん、海外でも人気が高まっています。

そんな和菓子ですが、日本人であっても、材料や作り方など詳しいことはあまり知らないのではないでしょうか?世界的に和菓子の人気が高まる中、和菓子資格の人気も高まっています。

この記事では、人気のある和菓子資格についてご紹介します。

1位 和スイーツセレクトマイスター

和スイーツセレクトマイスターは、日本安全食料料理協会(JSFCA)が主催する試験に合格すると認定される資格です。JSFCAは、食品の知識や調理技術について基準を定め、その基準を超えていることを認定する団体です。和スイーツセレクトマイスター以外にも、和食エキスパート、日本茶セレクター、コーヒーソムリエなどの認定をしています。

和スイーツセレクトマイスター認定試験は、受験資格が特にないため、和菓子に興味がある人ならだれでも受験することができます。受験申し込みはインターネットから可能で、自宅受験できます。受験料は10000円です。

和スイーツセレクトマイスター認定試験では、饅頭・押し物・打ち物などといった和菓子の種類に始まり、和菓子を作るときに使う道具、小豆・和三盆・道明寺粉などの和菓子の材料など、幅広く詳細の知識が問われます。認定に必要な合格基準は、7割以上の正解ですので、しっかりと学習をすれば、取得は難しくない資格です。

趣味が高じて、和スイーツセレクトマイスターを取得した人もいますが、和菓子屋の若手職人や、料理教室の講師なども多いようです。

2位 和菓子文化コーディネーター

和菓子文化コーディネーターは、日本生活環境支援協会(JLESA)が主催する試験に合格することで認定あれる資格です。JLESAは、日常生活で必要となるさまざまな技術について基準を定め、その基準を超えていることを認定する団体です。和菓子文化コーディネーター以外にも、住まいアドバイザー、収納マスター、温泉観光アドバイザーなどの認定をしています。

和菓子文化コーディネーターは、受験資格が特にありません。受験申し込みはインターネットから可能で、自宅受験できます。受験料は10000円です。

和菓子文化コーディネーター認定試験では、和菓子についての知識はもちろん、日本国内に現在も愛され続けている郷土菓子についても問われるのが特徴的です。和菓子文化コーディネーター資格を湯得したい人は、郷土菓子について、それぞれが誕生した背景・歴史、土地の文化などを学ぶ必要があります。

3位 菓子製造技能士

菓子製造技能士は、技能検定に合格した人が認定される国家資格です。技能検定とは、菓子製造技能士以外にも120以上の技能について実施されるもので、受験するにはそれぞれの技能に応じた実務経験が一定期間必要です。また、難易度も比較的高く、合格率は5割程度です。このため、趣味の延長で受験をすることは難しいですが、取得すると技術の高さが証明されるので、和菓子屋などで働いている人でキャリアアップしたい人には絶好の資格です。

菓子製造技能士には1種と2種があり、2年以上の経験で2級を、7年以上の経験で1種の受験が可能になります。仕事として経験を積むことができない人は、職業能力開発協会の認定校で職業訓練を修了すると受験資格が与えられます。

菓子製造技能士の技能検定では、学科と実技がありますが、どちらかのみを受験して、数年後にもう片方を受験することも可能です。技能検定は年に1回の開催ですので、菓子製造技能士の認定には中長期的な計画が不可欠です。

4位 製菓衛生師

製菓衛生師は、製菓衛生師法にもとづく国家資格です。名称独占資格なので、調理師と同様にこの資格を保有するひとだけが製菓衛生師を名乗ることができます。また、和菓子屋などを開業するには食品衛生責任者が必要になりますが、製菓衛生師は食品衛生責任者としても認められます。このため、和菓子屋などを開業したり、店長を務める人は取得するメリットがあります。

製菓衛生師の試験では、製菓理論および製菓実技はもちろん、衛生法規、公衆衛生学、食品衛生学についての知識が問われます。試験の実施は、都道府県に任されており、実施時期などは各都道府県で異なります。

試験の合格率は7割程度なので、難易度は高くはありませんが、製菓衛生師養成施設で1年以上学んだか、菓子製造の実務経験が2年以上なければ、受験資格がありません。