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和菓子店『鈴懸(すずかけ)』のお洒落な店舗

『鈴懸(すずかけ)』の5色の暖簾をくぐって本店店舗に一歩足を踏み入れると、凛とした和の空間が広がっていて、高級感が漂うのにどこか落ち着ける雰囲気があります。カラフルな5色の暖簾とは相まって、壁面は黒の漆喰磨きです。その中に長さ9mのディスプレイケースがあり、しかもその半分は宙に浮いた設計ですから驚きます。まるで宝石店のようです。しかし、そのディスプレイケースの中には、『鈴懸(すずかけ)』の色鮮やかな和菓子が美しく盛られています。黒の壁面が和菓子を一層引き立ててくれます。『鈴懸(すずかけ)』の店舗設計や空間デザインを手掛けたのはCASE-REALの二俣公一氏。『鈴懸(すずかけ)』の本店には茶舗もあり、茶舗は対照的に通りからも見える設計で、温かみのあるモダンな雰囲気になります。

和菓子店『鈴懸(すずかけ)』の包装紙

和菓子店『鈴懸(すずかけ)』の包装紙をご覧になったことがあるでしょうか。『鈴懸』の包装紙や掛け紙を書いているのは、日本画家の神戸智行氏です。神戸智行氏は岐阜県出身の若手日本画家で、身近な自然を題材に表現します。『鈴懸(すずかけ)』の包装紙や掛け紙は、福岡や九州の空気感や、季節、行事をモチーフに描かれています。集めたくなるような素敵な包装紙や掛け紙です。また、『鈴懸(すずかけ)』の紙袋は白い袋に「菓」の文字でお馴染みですね。この書は書家の桑原呂翁氏が書かれたものです。毎年期間限定の干支紙袋も人気です。特に干支紙袋は12年に1回ですからレアとも言えます。毎年楽しみに集められている方もいるようですね。詰め合わせに使われる箱も竹籠と、全てに於いてセンスの良さがうかがえます。

『鈴懸(すずかけ)』の定番和菓子

季節の生菓子を始め、どれも食べたくなる和菓子です。その中で定番商品と言える「鈴乃最中」があります。『鈴懸』に因んだ1口サイズの可愛い最中になります。皮は新潟県産のこがね糯で香ばしく作ってあり、中は十勝産の小豆を炊いたふっくらとしたつぶ餡で、とても上品な味わいです。「鈴乃最中」はインターネットの場合、お手詰め(皮と餡が別々)商品があります。お取り寄せの場合など、パリッとした皮を味わえるので便利ですね。また、「鈴乃〇餅(すずのえんもち)」は、一見小さなどら焼きのようにも見えますが、皮はモチモチしてまるでお餅のようです。十勝産の小豆で炊いた餡は最高です。皮は1枚1枚焼いている、職人の手作業です。同じく「草月」も人気の定番和菓子です。草木がたなびく山に、月光が射す風情を表現した和菓子です。「草月」も手焼きの皮に中に餡が入っています。そして、お饅頭の「心葉(とろろ)も定番商品です。皮は鹿児島県産のつくね芋をたっぷり使っていて、餡はこし餡。小ぶりサイズのお饅頭です。インターネットでお取り寄せする場合に、お洒落な和三盆の干菓子の詰め合わせはいかがでしょうか。「Tatamize黄粉」と「Tatamize黒胡麻」の2種類の詰め合わせになります。Tatamize(タタミゼ)はフランス語で日本趣味という意味で、真っ白の箱に市松模様に詰められているのが特徴です。上質な阿波和三盆が使われています。