きんとんという和菓子をご存知でしょうか。名前だけ聞くとピンとこないかもしれませんが、これは餡に求肥を細くこまかくしたものをまぶした和菓子です。この製法をきんとん製とも呼び他のお菓子で使われることもあります。この記事では、きんとんの作り方やどのようなときに食べるのかなどをご紹介いたします。

もともとは唐菓子

唐菓子には、練った小麦粉に砂糖や飴を入れた「こんとん」という物があり、これを中国へ留学した僧が持ち帰ってきたことから、きんとんの由来はここから来ているとも言われています。
それから色の付けたそぼろのようなものをきんとんと呼ぶようになりました。栗のイガのような部分ですね。
この細かさはざるなどで裏ごしするため出来るものなので、目の大きさにより太さなども決まり、様々な形をしたきんとんが出来上がります。
季節に合わせて作られたきんとんは、主に上生菓子として茶席で出されることが多いです。旬の果物や花などの味も演出できるので、非常に季節感が出る和菓子です。
そして勘違いされることが多いのは、きんとんと京都の茶巾で絞ったような形の栗きんとんは同じものではありません。
きんとんは上記で説明した通りのお菓子ですが、京都の栗きんとんは「茶巾」と呼ばれしっかり区別されているそうです。
なので製法も全く別のものになるのです。絞って作る栗きんとんのレシピも別の記事で紹介しているので、もしよかったら参考にしていただければ幸いです。

きんとんの作り方

この記事では簡単に作れるきんとんのレシピもご紹介いたします。今回は菜の花をイメージした黄色と黄緑色に着色して作りましょう。
必要な材料は「白こしあん100g・こしあん30g・黄と青の着色料」です。道具はゴムベラやざるがあれば作れます。
あんこは、特に外側のそぼろ部分を作る際には少し硬めのあんこが理想です。もし誤用ししたものがかなり柔らかい白こしあんでしたら、少しレンジで加熱した方が良いでしょう。
一度ラップを掛けずに一分ほど、取り出してよくかき混ぜてまた一分加熱すれば全体に熱がいきわたり丁度いい塩梅になると思います。
まず着色料を作っていきましょう。黄色はそのままで、黄緑は黄色にほんの少し青を混ぜます。そして白あんに手で少しずつもみ込んでいきましょう。
そして中の餡も丸めます。一つ10gにして三つ分作ることができます。うぐいすあんを使ってもあずきあんでもどちらでも問題ありません。
下には黄緑色にした餡をしき、その上に中に入れる餡をのせます。そして黄色い餡をざるを使って裏ごしします。
裏ごしした餡は箸を使い上にちりばめていきましょう。これで春に合わせたきんとんの完成となります。
桜の葉と赤の着色料を使いほんのりピンク色にして作ることもできますし、秋のもみじをイメージしたきんとんも作れますので季節によってアレンジしやすい和菓子です。

さいごに

きんとんについてご紹介いたしましたが、きんとんの意外な事実など知らなかったことも多かったのではないでしょうか。
雑学的なところもありますが、きんとんと茶巾についてなどあまり知られていないことでもありますので、是非いろんな人に知識を披露してみてください。