和菓子と言えば日本が誇る伝統的なお菓子ですが、この和菓子は一体何を持って和菓子と呼ばれるのでしょうか。
この記事では、どこからどの部類のお菓子が和菓子と呼んでもいいのかをご説明いたします。

一般的な認識

主に和菓子と言えば、洋菓子と対極に位置するもので、クリームではなくあんこを多く使っておりお茶請け菓子として食べられているイメージが強いと思います。
確かにその通りで、和菓子は緑茶と合うように作られたお菓子なため乳製品や香辛料を使うことが少なく、でんぷんや砂糖を主な原料として使ったものが和菓子となります。

和菓子の中でもまた分類分けされており、それは水分の保有量で決まります。一つの和菓子に30%以上水分を含んでいる物は生菓子、10%~30%のものは半生菓子、そして10%以下のものは干菓子となっています。
この「生」という言葉は火が通っていないという意味ではなく、たとえ加熱した焼き菓子でもその中の水分量が多いものは生菓子に分類されます。例えば、煎餅などは干菓子で最中は半生菓子として分類されることになりますね。
そして、日常的にお茶請けとして用いられている物は生菓子ですが、これをもっと高級な原材料を使って味だけでなく季節を豊かに表現しているなど、見た目も美しい生菓子は「上生菓子」と言われ、とても高級なものになります。

一般的な分け方としては、チョコレートやケーキなど、明治時代の西洋の文化として日本に導入されたものが洋菓子と呼ばれ、それ以前から日本に伝わってきた甘味は和菓子と呼ぶのが正しいです。
しかしアンパンやクリーム饅頭などの和洋折衷菓子も多く出てきて、どちらかに分類できない場合もありますね。今の日本では世界中から多くの文化を取り入れており、決まった呼び方をするのが難しくなりました。

和菓子の歴史

和菓子が今の形に近いものとなったのは、遣隋使を派遣した西暦600年代頃より、中国との交流で伝わった菓子の形が影響したものと言われています。
砂糖が日本に伝わったのが750年頃ですが、もっと一般的に広く使われるようになり始めたのは江戸時代からですので、当時はさぞ高級なものだったのでしょうね。
もともとの謂われは、今のようにお腹が空いたときにすぐ食事ができない時代の果物や木の実を採って食べていた間食が菓子と呼ばれていました。
昔の人も、本来の果物の甘みなどが、主食とはまた別のものだと判別していたのでしょう。今の我々も似た認識をしていると思います。
例え食事でも甘いものならば、おやつを食べているようで満足しないしたくさん食べたくないという方も多くいますが、これは食生活の慣れなのか、もしかしたら昔から習慣が無かったためなのかもしれないですね。

さいごに

今はあんこと生クリームをふんだんにつかった抹茶パフェなど、和洋折衷というよりも洋菓子にあんこなどの和風要素を足したお菓子が若い方にも人気ですが、それも決して和を乱すようなものではなく日本の文化としてもっと広まってほしいです。
和菓子は洋菓子と比べてシンプルで素朴な味からか、日本人の中でもあまり好まない方も多いです。しかし日本の伝統あるお菓子ですから、自分は食べなくてもないがしろにせずに誇りに思うことも大切です。