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和菓子とは
和菓子は、日本の伝統的なお菓子のことで、西洋からもたらされた洋菓子と対になる言葉でもあります。
主に餅菓子、羊羹、饅頭、最中、落雁、煎餅などが和菓子と呼ばれています。
和菓子の由来
現在は和菓子には砂糖が使われていますが、最初に作られた甘味は米のでんぷんを糖に変えて作った飴のようなものでした。
後に麦芽が使われるようになり、また、甘葛という蔦の汁を煮詰めたシロップのようなものもありました。
砂糖は750年頃に初めて日本に伝わり、江戸時代以降に広く使われるようになりました。
その後、遣唐使が唐から持ち帰った唐菓子の影響を受けて現在の和菓子になったと考えられています。
和菓子と洋菓子の違い
和菓子と洋菓子には、製造方法や材料の性質、栄養成分など、様々な点で違いがあります。
例外もありますが、ほとんどの和菓子、洋菓子に以下の点が当てはまります。
和菓子の特徴
・動物性の原料を使用していない
・バター、卵、チーズ、牛乳などの乳製品を使用していない
・凝固剤として寒天などの海藻類を使用する
・低カロリーで食物繊維が多く含まれている
洋菓子の特徴
・動物性の原料がよく使用されている
・高カロリー、高脂肪の原料が多い
・バター、卵、チーズ、牛乳などの乳製品を使用している
・凝固剤として動物性のゼラチンを使用している
健康面から見る和菓子と洋菓子の違い
和菓子と洋菓子はそれぞれ原料が異なるため、脂質や糖質の含有量が異なります。
和菓子は糖質が多く含まれている
和菓子を作る際には、餅粉、白玉粉などの米を原料とした粉が使われています。
また、上白糖やグラニュー糖、和三盆などの砂糖類もたくさん使われています。
和菓子のほとんどは、粉と砂糖でできているので、糖質の割合はとても高くなります。
洋菓子は脂質が多く含まれている
洋菓子は和菓子と異なり、小麦粉、砂糖の他に牛乳や生クリームなどを多く使います。
そのため、糖質の他に脂質も高くなります。
ダイエットするなら和菓子か洋菓子どちらがおすすめか
和菓子、洋菓子の種類にもよりますが、一般的には洋菓子のほうが和菓子よりもカロリーが高いと言われています。
砂糖と油の組み合わせが太りやすいため、ドーナツなどの揚げ菓子やケーキなどの生クリームが使われた洋菓子は、太りやすいことになります。
以上の点から、和菓子のほうが洋菓子よりも太りにくいと言えます。
しかし、和菓子にも糖質が多く含まれているため、糖質制限をしている人や、血糖値が高い人には向きません。
和菓子と洋菓子どちらも、適度な量を摂取することが大切です。