カステラは味や見た目から洋菓子と考えられがちですが、定義としては和菓子に分類されます。 和菓子の定義とカステラの関係について解説します。
目次
カステラとは
カステラとは、卵、小麦粉、砂糖を原料とした生地をオーブンで焼いたお菓子です。
カステラは和菓子に分類される
和菓子は、明治時代以降にヨーロッパから伝わってきた洋菓子と対になる言葉として定着しました。 そのため、明治時代より前に日本に伝わって発展したカステラは、厳密には和菓子に分類されます。 また、カステラはポルトガルから伝わったお菓子ではありますが、伝わったものを元に独自に発展して現在にカステラになりました。 そのため、ポルトガルにはカステラという名前のお菓子や似た見た目のお菓子もなく、カステラは日本独自の和菓子であると言えます。
和菓子としてのカステラの分類
和菓子は保存性によって生菓子・半生菓子・干菓子に分類されます。 一般的に、水分を30%以上含むものが生菓子、水分が10~30%のものが半生菓子、水分が10%以下のものが干菓子とされています。 カステラは生菓子に分類されており、その他に水羊羹、饅頭、どら焼きなどがも分類されています。
簡単なカステラの作り方
カステラの作り方で一般的なものをご紹介します。
カステラの材料
全卵・・・2個
砂糖・・・75g
はちみつ・・・大さじ3
薄力粉・・・55g
みりん・・・大さじ2
ざらめ・・・適量
カステラの作り方
①卵をときほぐし、ふるった砂糖、はちみつを加えて湯せんにかけながら泡立てます。
②ふるった薄力粉を加え、さっくりと混ぜ合わせます。
③クッキングペーパーを敷いたパウンドケーキの型にざらめを均一になるように入れ、その上から生地を流し入れます。
④型を少し高い位置から落とし、空気を抜きます。
⑤天板にお湯を張って余熱したオーブンで、180℃で20分焼き、その後150℃に下げて20~25分焼きます。
⑥焼き上がったら型から外し、クッキングペーパーを外してラップで包んでから冷まします。
カステラを作るときの注意点
卵を混ぜるときは、泡立て器を使ってしっかり混ぜます。
白っぽくなって軽く角が立つくらいが目安です。
薄力粉を混ぜ合わせる際は、ヘラを使って切るようにして混ぜます。
粉っぽさがなくなるまでしっかり混ぜる必要がありますが、練るように混ぜすぎると焼き上がりが硬くなってしまう恐れがあります。
砂糖の量はお好みによって調節できますが、あまり減らしすぎると生地が膨らまない可能性があるので注意しましょう。
冷ましたあとはすぐ食べても良いですが、1日程度おくとしっとりしてさらに美味しくなります。