春のいちごの季節になると店頭に並ぶいちご大福。この季節だけの甘酸っぱいおいしさは春の訪れを感じます。あんの甘味といちごの程良い酸味がマッチしたいちご大福を自宅で作ってみましょう。

いちご大福のはじまり

いちご大福は和菓子の中では比較的歴史が浅く、まだ生まれてから30年ほどしか経っていません。はじめていちご大福が生まれた店がどこなのかは諸説あり、ひとつのお店に特定するのは難しいほど。しかしそれもこれだけいちご大福が愛される和菓子になったからこそ言えることでもあると思います。

その昔日本でフルーツと言えば高級品。そんなフルーツが和菓子に使われてまさかあんこと出会うとは…新鮮な組み合わせにはじめは戸惑った人も多かったと言います。しかしひとたびいちご大福を口にするとその甘さと酸っぱさの組み合わせにやみつきになる人が続出。その可愛らしい見た目も相まって今日のいちご大福人気に繋がっていると言えそうです。

いちご大福の不思議な食感のひみつ

いちご大福を食べるときシュワッとした感覚を覚えることはありませんか。実はいちごの表面には酵母が付いています。あんで包まれたいちごはあんの糖分もあいまって炭酸に変化します。あんと餅で包まれたいちご大福は中に炭酸を閉じ込めるので食べると炭酸のような感じがするのです。

もちろん、食べても害はありません。あの独特の味がまたいちご大福の醍醐味とも言えますね。

いちご大福は和菓子屋さんでは餅をつくところから作りますが今回はご家庭で手軽にできる切り餅を使った手軽にできるいちご大福の作り方をご紹介します。

いちご大福の作り方

【作り方】
こしあん…160g
いちご(小粒のもの)…8粒
切り餅…200g
砂糖…30g
片栗粉…適量

【作り方】
1.いちごはよく洗ってキッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ります。等分にしたこしあんでいちごを包みます。
2.鍋に湯を沸かし切り餅を入れて茹でます。餅が膨らんで浮かんでくるまでしっかり茹でます。
3.餅の茹で汁をきって鍋に移し、木べらでなめらかになるまで弱火にかけて練ります。砂糖を数回に分けて入れ、その都度なめらかになるまで混ぜます。
4.木べらからなめらかに落ちるくらいになったら片栗粉を敷いたバットに移し、片栗粉が中に入らないように気を付けながらまとめます。
5.餅を等分にしてあんで包んだいちごを包みます。閉じ口を下にして出来上がり。

いちご大福を作るポイント

餅を茹でるときはしっかりと柔らかくなるまで茹でましょう。茹でると多少くったりしますが鍋で水分を飛ばせば大丈夫です。しっかり茹でないと固い餅になってしまいます。砂糖を入れることで餅が固くなりにくくなりますが1~2日で食べきるようにしましょう。

餅をまとめるときは中に片栗粉が入らないようにしましょう。柔らかい餅は熱いのでやけどに注意しましょう。熱いうちは餅が柔らかく包みにくいので少し冷まして固さを調整してください。

こしあん意外に白あんで包めばまた違ったいちご大福になります。包み方もいちごの頭が見えるように包むと可愛らしい仕上がりになりますよ。お好みの組み合わせを見つけてください。