お彼岸にお仏壇やお墓に備えることで知られるおはぎ。少しつぶしたごはんと粒あん、そしてほんの少しの塩味が相性抜群な和菓子です。また、きな粉をまぶしたおはぎが好きな方も多いと思います。今回はそんなおはぎについて歴史や作り方をご紹介します。

おはぎとぼたもちの違いは?

おはぎとぼたもちの違いを考えたことはありますか?おいしければどちらでも!という方もいらっしゃると思いますがせっかくなのでここで豆知識。いくつかの説がありますが、おはぎとぼたもちに大きな違いはありません。一般的にぼたもちは春のお彼岸、おはぎは秋のお彼岸に作られるものを指すようです。

3~6月の春の時期に見られる牡丹の花と小豆の深い朱色が似ているため「ぼたんもち」→「ぼたもち」と変化したようです。

一方おはぎは秋の七草のひとつ萩の花のつぼみが小豆の大きさと似ていたことからおはぎと呼ばれているようです。

お彼岸でおはぎが食べられる理由

ではおはぎが秋のお彼岸に供えたり食べられるのはなぜでしょうか。実は昔から日本では赤は魔除けの意味を持ち、神社の鳥居に赤が使われているのも人間界と神様の世界を分ける意味があるとされています。小豆はめでたいものとしてお祝いの席に使われることが多く、そのような理由から赤色の粒あんを使ったおはぎがお彼岸に供えられるようになったようです。

古いところでは古墳からおはぎのような化石が発掘されたという報告もあり、かなり昔からお供え物として使われていたのがわかります。

3色おはぎの作り方

粒あん、黒ごま、きなこのおはぎの作り方をご紹介します。

【材料】(粒あん8個、きな粉・黒ごま各4個)
もち米:…1カップ
うるち米(白米)… 1/3カップ
水…300cc

きな粉…1/4カップ
砂糖…15g
塩…少々

いりごま黒…1/4カップ
砂糖…15g
塩…少々

粒あん…200g

【作り方】
1.もち米とうるち米を研いで水を入れてひと晩置いてしっかり浸水して通常通りご飯を炊きます。
2.きな粉に砂糖と塩をよく混ぜます。粒あんは8等分しておきます。
3.黒ごまはフライパンで軽く炒り、粗熱が取れたらすり鉢で粗めにすります。砂糖と塩を入れて良く混ぜます。
4.炊きあがったご飯をボウルに移し、水を付けたすりこぎで突くようにつぶしていきます。初めはご飯だったものがだんだん餅のように粘りが出てきます。
5.粒が残るくらいにつぶしたら、16等分にします。手に水を付けて俵形に成型します。
6.8等分した小豆のひとつを手に取り、ご飯が包めるくらいにてのひらでのばします。ご飯を包んで成形します・
7.残りの4個にきな粉、黒ごまをまぶして出来上がりです。皿に入れたきな粉の上を転がすようにすると全体にきれいにまぶすことができます。

【ポイント】
米はもち米だけでも作れますがうるち米を入れることで粒が残って食感がよくなります。きな粉と砂糖に塩を入れることで甘すぎず全体が引き締まります。粒あんようのご飯も塩水を付けた手で握ると程良い塩味になります。

ごはんはつぶしすぎると餅になってしまいます。出来るだけごはんの粒を残すことでおはぎ独特の食感が楽しめます。分割したら水でぬらしたバットやまな板に乗せておくとくっつきにくく扱いやすいですよ。