5月5日のこどもの日に欠かせない柏餅。柏の葉に包まれた香り豊かな餅は大人から子供まで好まれる懐かしい和菓子です。ではなぜ柏餅がこどもの日に食べられるようになったのかご存知ですか。今回は柏餅の歴史やおいしいレシピについてご紹介します。

こどもの日に込められた願い

こどもの日はその名前から子供の健やかな成長を祈る日と思いがちですが実は他にもこどもの日のに込められた想いがあります。日本には祝日を定める祝日法という法律があり、そこには「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と記されています。こどもの成長とともに生んでくれたお母さんにも感謝を忘れずに、というのが祝日の本来の願いです。

縁起の良い柏の葉

ではそのこどもの日に柏餅を食べるようになったのはなぜか。実は柏の母冬になっても枯れて落ちることがなく、新芽ができてから落ちる、というとても縁起の良い植物。後継ぎができるまで親の葉が長く気に生え続ける、まさにこどもの日の願いにぴったりな葉だと言えますね。

お正月にも食べられるほど日本のお祝いに欠かせない餅とめでたい柏の葉の組み合わせの柏餅がこどもの日に欠かせないのは親が子を、子が親を思う気持ちが詰まったお菓子だったのです。

さらに柏の葉には殺菌効果もあってあの独特の香りと殺菌効果で一石二鳥というわけです。

柏餅の作り方

【材料】
生地
上新粉…100g
白玉粉…20g
砂糖…20g
水…140ml
あん
こしあん(固め)…160g
柏の葉…8枚

生地:あん=30:20(g)

【準備】
蒸し器を準備します。固く絞ったさらしを敷き、湯気が上がる状態にしておきます。
柏の葉は真空パックのものは軽く洗い、乾燥のものは熱湯で色が鮮やかになるまで茹でて水に取り、それぞれ水分を拭き取ります。

【作り方】
1.あんを20gに分割して丸めます。
2.ボウルに上新粉、白玉粉砂糖を入れて混ぜ、水を入れてなめらかになるまで良くかきまぜます。なめらかになったら蒸気が上がった蒸し器のさらしの上に流して30分程蒸します。
3.蒸し上がった餅をさらしごと取り出し、さらしの端を持って手を水で濡らして親指の付け根のあたりで押し出すようにもみ、なめらかにします。蒸したては熱いので難しいようならすこし冷ましてからでも大丈夫です。その際餅が乾かないようにさらしをかけたままにしてください。
4.なめらかな状態になったら30gに分割て丸めます。掌の上で俵型にのばしてあん玉を乗せます。餅をかぶせてハマグリのような形になるようにふちを押さえて包みます。
5.柏の葉のツルツルの方を内側(葉脈を外)にして包んで蒸気が上がった蒸し器で5分程蒸して完成です。

おいしい柏餅を作るポイント

柏餅の一番のおいしさの決め手は柏の葉のの風味。餅を包んだ後に軽く蒸すことで風味が餅に移ってさらにおいしくなります。製菓材料店やネットショッピングで手に入れることができます。庭に柏の木があるときはよく洗って軽く熱湯で茹でて使いましょう。

中に包むあんは固めのものがベスト。柔らかいともちのしっかりした食感との相性が悪くおいしくありません。蒸し器がない場合はガラスのボウルで生地を作り、レンジで2分加熱してはしゃもじなどでかき混ぜ、全体が均一に餅状になるまで加熱してもよいでしょう。

ふきんで餅を揉むのが難しければボウルに移して濡らしたすりこぎで全体をついても大丈夫です。こうすることで餅の食感がよくなります。