シンプルな小豆のおいしさを味わうことができるようかんは和菓子の定番です。夏の暑い時期にするっと涼を運ぶ水ようかんやごろっと栗が入った栗蒸しようかんなどがあります。一年中楽しめるようかんのレシピをご紹介します。

ようかんは羊の汁物がはじまり

ようかんは漢字で書くと羊羹。羹はあつものと読み、スープのような汁もののことを指します。もともと中国から伝わったときの羊羹は羊のスープでした。鎌倉~室町時代に中国に留学した禅僧が持ち帰ったといいますが禅僧は肉食が禁じられているため羊の肉に見立てた料理が作られたと言います。その後砂糖が日本に入ってくると現代のようかんに近いものになったようです。

ようかんのいろいろ

ようかんには寒天で固めた口どけの良い水ようかんと、こしあんに小麦粉やくず粉を入れて型に流した蒸しようかんがあります。水ようかんは水分が多く夏の暑い時期にさっぱりと食べることができます。蒸しようかんはシンプルなもののほかに栗の甘露煮を入れた栗むしようかんも人気です。水ようかんとは違ったしっかりした食感が人気です。

水ようかんの作り方

【水ようかん】
材料
こしあん…250g
グラニュー糖…125g
水…250g
寒天…3.5g

【準備】
寒天をたっぷりの水に浸けてひと晩置き、戻します。

【作り方】
1.水でしっかりと戻した寒天と分量の水を鍋に入れて火にかけ、木べらでかき混ぜながらしっかりと溶かします。
2.寒天がしっかりと溶けたら分量のグラニュー糖を入れて完全に溶かします。
3.グラニュー糖が溶けたらこしあんの半量を入れて寒天液になじませるように溶かします。おおよそ溶けたらのこりのこしあんを入れて完全になめらかな状態になるまで溶かします。
4.お好みの型に流して固めます。ようかんのような細長い型のほかにプリンカップでもよいでしょう。ラップを敷いた上にクッキー型を置いて好みの形のようかんを作りましょう。寒天は室温でも固まります。固まったら冷蔵庫で保存しましょう。

【ポイント】
なめらかな口当たりが魅力の水ようかんをおいしく作るには寒天をしっかりふやかして完全に溶かすようにしましょう。

蒸しようかんの作り方

【材料】
こしあん…250g
水…70cc
グラニュー糖…60g
小麦粉…30g
くず粉(または片栗粉)…10g

【作り方】
1.こしあんとグラニュー糖、小麦粉、くず粉をボウルに入れて木べらで全体をよく混ぜます。
2.分量の水を少しずつ入れて木べらで混ぜます。柔らかく均一に混ざったら泡立て器に持ち替えてなめらかな玉のない状態になるまで混ぜます。
3.なめらかな状態になったら型に流します。台に数回たたきつけるようにして空気を抜き、蒸気が上がった蒸し器に入れて40~50分程竹串になにも付いてこなくなるまで蒸します。
4.自然に冷ましたら完成です。冷めてから切ると形が崩れにくくなります。

【ポイント】
蒸しようかんは日持ちがしません。なるべく早く食べきるようにしましょう。くず粉を入れると歯切れがよくなりますがない場合は片栗粉で代用できます。蒸し時間が足りないと粉っぽい仕上がりになるので最低でも40分以上は蒸してください。お好みで栗の甘露煮を入れて蒸せば栗ようかんができます。