母の日の起源と和菓子

母の日はお母さんに対する感謝を伝える日として、すっかり一般的ですね。では、この母の日はいつからあったのでしょうか。アメリカのフィラデルフィアに住むアンナ・ジャービスが、母の亡くなった2年後の1907年5月12日に、亡き母に感謝を込めて白いカーネーションを贈ったことが始まりと言われています。白いカーネーションは、アンナ・ジャービスの母が好きだった花でした。母が日曜学校の教師をしていた教会で、記念会を持ちました。これが日本やアメリカの母の日の起源と言われています。母の日については、他国での様々な由来があるようです。その後日本へは、アンナ・ジャービスが日本の青山学園の女性宣教師たちへ、母の日について熱心に働きかけたそうです。そして、1913年に青山学院で初めての母の日の礼拝が行われました。現在では、母の日は毎年お母さんへ感謝する日として定着しています。和菓子の世界でも、毎年母の日向けのギフトを展開している和菓子店が増えてきました。母の日に和菓子?あまりイメージが湧きませんね。しかし、和菓子も母の日向けギフトに参入しています。

和菓子の母の日向けギフト

母の日の贈り物と言ったら、真っ先に思い浮かぶのはカーネーションです。赤やピンクのカーネーションに、和菓子がセットで組み合わされて、花と和菓子のコラボが完成しました。元々洋菓子とのコラボはありましたが、ダイエットや近年の和スイーツの人気から、和菓子とのセットが販売されるようになりました。そこには、インターネットの普及が大きな理由と言えるかもしれません。これまでは、お花屋さんと和菓子屋さん、両方に足を運ぶ必要がありました。それがインターネットなら、自宅に居ながら両方が揃ったギフトが贈れるという訳です。

和菓子で作られた母の日の花たち

当初はカーネーションなどの、花とのコラボが一般的でしたが、近年は練り切りなど和菓子で花の形を造形するようになりました。各和菓子店オリジナルの花が、鮮やかに咲き誇っています。横浜の和菓子店『磯子風月堂』では、母の日向けに、練り切りで作ったカーネーションやバラの花が販売されています。また、ピンク色のカーネーションの最中もあります。どれも彩り鮮やかな花々です。さらに、静岡の和菓子店『田町梅月』でも、練り切りでピンクのカーネーションが作られています。綺麗な花の中には、こし餡が入っています。名古屋の和菓子店『両口屋是清』の練り切りのカーネーションは、断面的に見たカーネーションです。他にもカーネーションの焼き印や、「お母さんありがとう」の焼き印が押されたどら焼きがあります。美しいカーネーションの羊羹もあり、うっとりする綺麗さです。東京練馬にある和菓子店『あわ家惣兵衛』の母の日和菓子は、カーネーション饅頭です。白いじょうよ饅頭の上に、ピンクのカーネーションの飾りがついています。カーネーションの焼き印があるどら焼きには、求肥も入っているとか。また、奈良の和菓子店『中西与三郎』では、関西ならではの「こなし」生地のカーネーションです。白とピンクの2種類があります。白のカーネーションは余りないので、亡きお母さんへ供養のカーネーションとして助かりますね。まだまだご紹介できない和菓子店が多数あります。このように母の日向けの和菓子がギフトとして販売されています。今年の母の日には、和菓子の贈り物もいかがでしょうか。