和菓子に流行はあるの?

日本の伝統が凝縮されているのが和菓子です。長き時代に亘って、変わらずその伝統を守り続けてきた和菓子ですが、そんな和菓子にも流行はあるのでしょうか。創業以来、古典を現代に受け継いできた老舗の和菓子店が、時代に新しい風を吹かせています。もちろん、これまで通り格式を重んじて貫く和菓子店もあります。一方、温故知新の考えで、古きを訪ねて現代に見合った新しいヒントを求め、時代に平行した和菓子を作っている店も見られます。数年前に「和スイーツ」という言葉が誕生して、和菓子との境界も曖昧になってきました。これまで使う事のなかったバターや生クリームを使用した、新感覚の和菓子も登場しています。しかし和菓子には、洋菓子のような一時的な流行はないようです。四季を感じさせてくれる和菓子の根本は、今も変わらず残っています。

【お取り寄せ和菓子】ネットの流行

インターネットの普及で、今は簡単に和菓子も注文できてしまいます。どのような和菓子に人気が集まっているか見て行きましょう。センスが良く、上質な商品をピックアップしていることでも知られる、婦人画報のお取り寄せサイトを見てみましょう。2016年の和菓子・和スイーツのランキングをご紹介します。

〈1位〉京都『末富』の「京ふうせん」

『末富』は明治26年創業の和菓子店になります。「京ふうせん」は、平安時代の女官の「かさねの色目」を、5色の優しい色合いの砂糖で表現した、上品な麩焼き煎餅です。『末富』のブルーの包装紙もお洒落です。

〈2位〉奈良『黒川本家』の「吉野本葛もち詰め合わせ」

『黒川本家』は1615年の創業歴史ある我が粗点です。高級な「吉野本葛」を使った葛餅で、黒蜜ときな粉をかけて食べます。本葛の良い香りを楽しめる和菓子です。『黒川本家』は創業当初と変わらない製法で作っており、300年程前から井戸水を使っているという拘りがあります。パッケージは木箱になります。

〈3位〉京都『栗阿彌』の「栗阿彌(りつあみ)」

『栗阿彌』は1927年創業の和菓子店です。店の名前と同じ和菓子「栗阿彌」は、渋皮栗の栗納豆です。大粒の栗を蜜漬けしている、上品な味わいの和菓子です。一度食べたら止められなくなります。

〈4位〉滋賀『菓心おおすが』の「和三盆くるみ」

『菓心おおすが』は伝統的な和菓子に加え、新感覚の和菓子も販売されています。その1つ「和三盆くるみ」は、大粒のクルミをローストしてキャラメリゼした後に、徳島産の和三盆をまぶしています。和紙のパッケージがお洒落な和菓子です。

〈5位〉新潟『越後抄』の「塩枝豆あられセット」

『越後抄』は新潟の美味しいお米で作る、煎餅の和菓子店です。出来上がった当日に工場から発送する、出来立てに拘っています。「塩枝豆あられセット」は、枝豆の風味と程よい塩味のバランスが絶妙です。お酒のおつまみにお勧めの商品です。個包装になっているので便利です。

どの和菓子も人気になるのがわかりますね。

【今が旬】流行の和菓子

上位には入りませんでしたが、近頃注目を浴びているのが、愛媛の和菓子店『清光堂』の新ブランド「福百果」です。なんと大福の中にミカンが丸ごと入っています。新感覚の和菓子として人気があります。「福百果」にはミカンのほかに「はっさく」「甘夏」「いちご」「いちじく」の種類があり、どれも愛媛産のフレッシュなフルーツを使用しています。地域の特産品と和菓子のコラボが、新しい人気商品を作り出しました。提携している「清五郎農園」のジューシーなミカンを使用しています。製造後に瞬間冷凍しているので、お好みで解凍してお召し上がり下さい。