和菓子に使われる皿の種類

せっかくの和菓子が、盛る皿によって美しさが半減してしまうことはありませんか?料理と同じく、和菓子も器選びが重要になります。来客時には、特に銘々皿でお出しする方が丁寧です。一般的に陶器は親しみやすく手入れも簡単なので、和菓子に用いられる場合が多いでしょう。焼物の産地や種類に拘らず、気に入ったものを選ぶことです。また、塗り物もよく和菓子には使われます。日本各地には沢山の塗り物の伝統工芸品があります。しかし漆器は水を嫌うので、落雁のような水分が少ない和菓子が望ましいと言えます。出来れば懐紙などを敷いてあげると器も痛みません。暑い時期であれば、ガラスの器も涼しさを醸し出してくれます。水羊羹や葛餅などはガラスの器に入れて冷たくしてあげると、一層美味しくなります。

和菓子と皿の相性

現代は多様化しており、銘々皿の形も様々です。和菓子を盛り付ける皿と考えた場合、特殊な形を除けば丸型、四角、半月型、梅型などでしょうか。それらをお菓子の形状や種類に合わせて、相性の良い皿を選んでいくと良いでしょう。一番気を付けるのは色合いです。白い皿に白い和菓子では、どちらも引き立たず美味しそうにも見えませんね。特に練りきりなどの和菓子は、色鮮やかなのが特徴ですから、引き立つようにシンプルな皿を選びましょう。模様の入った皿も避けた方が無難です。逆に最中のような単色の和菓子には、絵柄の入った皿が合うと言えます。五感で楽しむ和菓子ですが、視覚から感じ取るものも大きいので、彩りを考えながら相性の良い皿を選びたいものです。

和菓子の皿のサイズ

和菓子は1口~3口で食べ切れる上品な大きさです。そう考えた場合、銘々皿のサイズは10㎝~15㎝程度だと使い勝手が良いでしょう。余り大き過ぎると、本来主役のはずの和菓子が脇役のようになってしまいます。黒文字などの楊枝を添える場合も、皿が大き過ぎると不恰好になりますね。和菓子と皿のバランスが大切です。それから、塗り物の皿には余り楊枝は使わない方が良いでしょう。塗を傷つけてしまう可能性があります。余談になりますが、黒文字とは茶会などに使われる菓子楊枝になります。その名も黒文字という落葉低木があり、細く削って楊枝の形にしていきます。お茶屋さんなどで売られていますので、機会があれば手に取って見るのも良いでしょう。たまには和菓子に黒文字を添えてお客様に出してみませんか。とても素敵と驚かれるかもしれません。テーブルコーディネートも、和菓子に合わせた色使いとバランスがポイントです。いつもと違ったちょっと粋な演出が出来ますね。

洋風の皿と和菓子

和菓子には和食器と決めつけてはいませんか。洋食器に和菓子を盛り付けると、今までにはない新鮮な雰囲気になり、和と洋のコラボが完成します。ただ洋食器のケーキ皿は15㎝~20㎝と少々大き目なため、多目的に使える小皿がちょうど良いでしょう。また、和菓子には日本茶という概念を捨てて、コーヒーや紅茶と合わせてみてはどうでしょうか。新しい出逢いが生まれるかもしれません。和菓子を皿に盛りつける際は、自由な発想で洋服を選ぶようにコーディネートすれば良いだけです。