和の結婚式なのに洋菓子?

一生に一度の大イベント、結婚式。結婚式や披露宴には、悔いが残らないように自分らしくこだわりたいものです。さて近年、日本らしい雰囲気や伝統を取り入れた和風の結婚式および披露宴、通称「和婚」が見直されていることをご存じでしょうか。

ぜひ和婚を挙げたい!と考えている方、披露宴で行うケーキ入刀は「ケーキ」入刀のままですか?

今回は、和婚にぴったりな演出、「和菓子」入刀についてご紹介します。

和菓子ならではの季節感を

日本文化の大きな魅力のうちに季節感があります。日本人は今も昔も季節の移り変わりに非常に敏感であり、季節に寄り添いながら暮らしています。日本人の繊細な感覚により、季節にさまざまなことを感じ、連想し、四季折々に豊かな文化を生み出してきました。それは植物や食材だけでなく、絵画や置物などの芸術品、更には色合いにまで及びます。

そんな日本人だからこそ持ち得る美的感覚をふんだんに取り入れた和婚ならば、婚礼衣装や会場の装飾に至るまで、美しい季節感がちりばめられていることでしょう。

ここでぜひ、和菓子を用いて洋菓子では演出できない繊細な季節感を表現することをお勧めします。

和菓子は意外とカラフル

「でも和菓子って何だか地味」「ケーキみたいな豪華さが欲しいのになあ」と思っているあなた、その考えは大きな間違いです。和菓子は実は意外とカラフルなのですよ。

お饅頭やお煎餅のような種類ではなく、お茶会などで頂ける「練りきり」を連想して見て下さい。どれも彩り豊かで、目を愉しませてくれます。

「練りきり」のような和菓子には、抹茶粉や食紅など体に無害な材料を使用して色付けをしています。色の表現は無限大で、最近は虹色の練りきりなども話題になっています。

またそもそも日本文化で使われる色は、ほとんどが自然にある色であることをご存じですか?自然を基調にした色味であるため、自然に日本人の心に入ってくるのです。

毒々しさを感じることもある洋菓子のカラフルさより、心に優しく溶け込む和菓子のカラフルさはいかがでしょうか。

和菓子入刀だけじゃない!デザートビュッフェも和菓子に

披露宴のお食事は、ゲストにとって最高に楽しみな要素と言っても過言ではありません。そんな食事の終わりに満を持して登場するのが「デザートビュッフェ」。シュークリームやアイスクリーム、一口ケーキなどさまざまな種類のデザートが並ぶ、胸が躍る時間です。

しかし和婚でも同じようなデザートビュッフェでいいのでしょうか。ぜひここは「和菓子ビュッフェ」でいきましょう。

和菓子にも洋菓子に負けず劣らず数多くの種類があります。練りきりだけでなく、羊羹、どら焼き、大福やあんみつなど・・・列挙すればキリがありません。

また和菓子ならではのメリットがもう一つ。それは、年配ゲストや男性ゲストにも楽しんでいただけることです。ご年配の方や男性には洋菓子が苦手な方がいらっしゃることが多くあります。そんな時和菓子であれば安心です。ゲストに優しく出来るのも、和菓子ならではですね。

結婚式と和菓子

新たな人生が始まる節目となる結婚式。それは、あらためて自分の心に向き合う時間でもあります。日本人としての自分のこと、日本に暮らすこと。和婚であれば、なおさら自分のルーツを感じることでしょう。

そのような時間の中ではぜひ、日本人の繊細な美的感覚が詰まった和菓子でゲストへ感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。古来から築き上がられてきた和の感性が、目も舌も心も、必ず愉しませてくれることでしょう。