和菓子の包装変化

その昔は和菓子も竹の皮に包んだり、簡易的な包装でした。風呂敷で包んでいた時代もあるようです。しかし時代の移り変わりで、古くにはなかった和菓子の個別包装もされるようになりました。練り切りなどを入れているプラスチックのケースを「ルミア・カップ」と言います。今では当たり前のように使われていますが、「ルミア・カップ」が出来たのが80年代と言います。「ルミア・カップ」の誕生で、和菓子には敵と言われるの乾燥から守られるようになりました。また、「ルミア・カップ」に入っていることで、衛生的であることは言うまでもありません。持ち運びにも型崩れしないので重宝しますね。この「ルミア・カップ」を開発したのが株式会社アンゼンパックスで、ジュエリーケースを見てひらめいたと言いますから、その発想には脱帽です。パッケージにしても包装にしても、さらに現代は各和菓子店のオリジナル性が高くなっています。

包装がお洒落な和菓子

【なごみの米屋】(千葉)

「ぴーなっつ最中」のパッケージがとにかく可愛いです。ピーナッツの形をした赤い箱に白い蓋。蓋を開けると沢山のピーナッツ最中が顔を出しています。可愛すぎて食べられません。

【五郎丸屋】(富山)

「T五」は薄い丸型をした和三盆の干菓子です。地元の富山で活躍している若手デザイナーによるパッケージで、パステルカラーがお洒落です。

【神楽坂菓寮】(東京)

「おこし33選」は商品名の通り33種類のおこしがあります。いずれも小袋に入っていて、その小袋が素敵です。少し和風な絵柄と色使いがとても綺麗です。小袋をセットにして箱詰めも可能です。包装紙も小袋と同じ絵柄でお洒落で、ちょっとお礼に便利な小袋和菓子です。

【茶菓工房たろう】(金沢)

金沢にある和菓子店ですが、伝統的な和菓子と新感覚な和菓子の両方を兼ね備えています。贈答用の和菓子もすっきりとパッケージに納められていて、洗練された美しさがあります。金沢水引や紐を使ったラッピングがお洒落です。

【十火(JUKKA)】(大阪)

あられ専門店の『十火』。現代風にアレンジしたシャープなあられは、無地1色のシンプルで洗練された箱に入っています。紙袋もシンプルにコーディネートされていて、お洒落感が漂います。

【HIGASHIYA】(東京)

どの和菓子も洒落ていて、新感覚な和菓子が揃っている『HIGASHIYA』は、パッケージに至るまで細部に拘った和菓子店です。紙箱の他に木箱を使っている和菓子もあります。頂いた人が「素敵」と口にしてしまう包装ですね。

【uchu wagashi】(京都)

干菓子の専門店です。まるでキャンディーやクッキーが入っているようなパッケージです。和菓子に合わせた包装が可愛くて、食べ終わっても捨てずに使いたいような箱です。ちょっとポップな雰囲気もあります。

【虎屋】(東京)

老舗和菓子店の包装は歴史を感じ、何といっても格式があります。黒の箱に黒の包装紙、そして黒の紙袋です。虎の絵柄も高級感が漂っていますね。さすが老舗の『虎屋』は、隙のない美しさを感じてしまいます。長い間変わらない包装にも、貫禄のようなものがあります。

和菓子の包装もデザイナーとのコラボや、これまでの和菓子には当たり前だった「和」の概念を打ち破った、新しい感覚で作られているようです。