最中や羊羹など、和菓子は実に多くの種類がありますが、和菓子と言われてパッと思いつくものと言えばなんでしょうか。
多数の人は名称は知らなくても、四季折々を表した美しい「練り切り」という和菓子を思い浮かべる方が多いと思います。
この記事では、そんな練り切りとは何なのか、どのような場面で食べられるのかをご紹介いたします。

一体何でできているのか

練り切りは主な材料として白あんが使われています。白あんと求肥という白玉粉や餅粉に砂糖を加え練ったものを使って、手作業で作っていきます。
あの色鮮やかなものは抹茶や食紅などを使って色を付け彩りを加えています。市販の物はとても美しいものが多く、初心者には到底作れないと思わせていますが実はそんなことは無く、材料さえあればねりきり自体は簡単に作ることができます。
詳しい作り方を書いた記事もありますので、チャレンジしてみたい方はそちらも併せてご参照ください。
ねりきりは茶席の場での主菓子だったり祝儀に使われたりと日本の伝統のある場所では好まれています。これらは「上生菓子」とよばれ、普通のねりきりよりも高級な材料を使っており、日本の美しい季節や風物詩などを表した繊細な造形のものを指します。
ねりきりによく似たもので関西方面の「こなし」という和菓子がありますが、こちらは明確な違いは無く、日常生活で使うだけならばねりきりとよんでも構わないと思います。
厳密に分けると、ねりきりは求肥とあんこを混ぜ炊き上げているのですが、京菓子のこなしは小麦粉とあんこを混ぜて蒸す製法となっています。
これによるどちらの方が味がいいのかという違いはありませんが、ねりきりの方が形が作りやすいのと、日持ちもこなしよりは優れていると言われています。

もしかして人気の無いものなのか

スーパーなどに買い出しに行くと、どこの店でも絶対と言ってもいいほど和菓子コーナーには練りきりが置いてあります。
しかし、よく半額シールが張られて20%オフになっていたりするので、もしかしたらあまり人気がないのかと思ってしまいます・・・。
実際おやつに練りきりを食べる方は少ないです。あくまでたまに食べたくなるもので、安くなってるからとりあえず買っておこうとはあまり思わない商品かもしれません。
そしてなにより賞味期限が短いのも致命的です。これは和菓子全般に言えることですが、和菓子はその日のうちに食べることを前提として作られているからあまり日持ちしません。
安物で何らかの加工が施されている物ならば賞味期限が長いかもしれませんが、冷蔵庫で保管してももって3日でしょう。あんこは意外と日持ちしないので、大量に買うのはお勧めできません。
参考までに、羊羹は和菓子の中でも一番と言っていいほど日持ちするお菓子です。なんと賞味期限は製造から1年で、消費期限は2年という素晴らしく保存性に優れた食品です。
それでも練りきりがスーパーに一定数置いてあるのは、やはり突然必要になる場合もあるからで、お客様へ出すお茶菓子としては一番間違いないものだからでしょう。

さいごに

普段和菓子を食べない方は見ることが少ないと思いますが、一度じっくりと観察してみたりたまには食べてみるのも良い刺激になりますよ。是非スーパーで見かけたら賞味期限や原材料を洋菓子とはどれくらい違うのか見てほしいです。