和菓子のあんこの原料となる小豆は、ビタミンやタンパク質、食物繊維やポリフェノールが豊富で積極的に摂りたい食品です。しかし、それらの栄養素を摂るために和菓子を食べ続けていると、今度は砂糖の過剰摂取に繋がってしまいます。小豆の栄養は摂りたいけれど砂糖は控えたい、そんな我儘な願いに応えてくれるのが小豆麹の存在です。小豆麹はあんこと発酵した米麹を合わせて作った話題の発酵食品です。
ここでは小豆麹の効能や作り方などを御紹介します。

話題の小豆麹とは

小豆麹は、米麹の力で小豆を糖化させた砂糖不使用のあんこです。別名をあずき甘酒や発酵あんこなどと呼ばれています。
あんこというと甘いイメージが強いですが小豆麹は砂糖を使わずに作ることができます。
秘密は麹の菌にあり、菌がアズキのでんぷんを分解してブドウ糖に変えるため、小豆麹は砂糖を使わなくても甘くなるのです。

話題の小豆麹の効能

小豆麹は、近年美容効果が注目されている甘酒(米麹)の効果と小豆の栄養が一緒に摂れる優れた発酵食品です。
小豆はもともと栄養価が非常に高い食品です。豊富に含まれるビタミンB1とビタミンB2は糖や脂肪の代謝をサポートしますし、良質なタンパク質や豊富な食物繊維、抗酸化作用が高いポリフェノールやサポニン、むくみ解消に繋がるカリウム、貧血予防の鉄分など、特にダイエットにもってこいな栄養が詰まっています。また、血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。
そんな小豆の栄養効果と一緒に、甘酒の効果である酵素や乳酸菌も摂取でき、老化や便秘解消、美肌の効果も期待できるのが小豆麹です。また、発酵させることで保存期間を長くできたり、旨味成分を増やすことができたりといったメリットもあります。
しかも、小豆は浸水時間がいらず、煮る作業も炊飯器ひとつで、そのまま麹を入れて発酵させるので非常に簡単に作ることができます。次に小豆麹の作り方を御紹介します。

話題の小豆麹の作り方

【材料】
小豆…200グラム
水…600cc
米麹(乾燥)…200グラム

【作り方】
1.小豆を洗い、炊飯器に入れて水400ccと共に炊飯します。1回の炊飯では小豆が柔らかくならないので2回炊飯して様子を見ましょう。
2.指の腹で押して潰れるくらいに小豆が柔らかくなりましたら、残りの水200ccを加えて、小豆の粒を適度に潰しながら混ぜます。
3.米麹を加えてよく混ぜ合わせます。
4.炊飯器の蓋はせず、濡れ布巾をかぶせて、炊飯器の保温機能で仕込みます。温度は50~60℃を保って下さい。途中で2回程度底からしっかりと混ぜ、6~8時間ほど置いたら小豆麹の完成です。

小豆麹は、通常の粒餡と同じように、様々な手作り和菓子に利用できます。
小さく握ったおにぎりに小豆麹をまぶせば美味しいおはぎになりますし、そのまま型に入れて冷凍庫で固めれば小豆アイスになります。
小倉トーストやパンケーキやアイスクリームのトッピングなどにも良いでしょう。

自然な優しい甘さを是非お試し下さい。

最後に、小豆麹は砂糖不使用と言いましても、糖質がないわけではありません。
いくら身体に良い成分がたくさん含まれていたとしても、過剰摂取は避け、適量を心がけるようにしましょう。