家族や自分たちで楽しむ和菓子ならば、フォークや箸でつついても問題ないと思いますが、お客様にお出しすることが場合、少し悩んでしまう事があります。それは、何を使って食べていただくか。小さいフォークというのも変ですし、普通の細いつま楊枝では非常に食べづらいです。この記事では、そんな場合に使いたい和菓子用のようじについてご紹介します。

ようじの種類

一般的に和菓子を食べる際にはつまようじよりももっと大きい、菓子ようじと呼ばれるものを使って食べます。これにもまたステンレス製だったり塗りが施されていたりと多くの種類があり、代表的なものであると「黒文字」が挙げられます。
これは茶席でも良く出されるものでクスノキの独特な香りがするため、全国の和菓子好きから幅広く愛されているようじになります。
黒文字という名前は、そのまま原料となっている木の名前から付けられており、切ってからすぐにようじとして加工したものが最上級品と言われています。これは一般家庭で手に入れるのは取り寄せでもない限り難しいですね。
しかし、それでも出来立ての木の香りと色を楽しみたいという場合には、竹で作られたようじを水で清めて抑えるように拭き、少しの濡れを見せて皿に添えておきます。
そのような場合には、木製の皿やお盆も水で清めておくことが大切です。

どこで手に入れられるのか

このような、和菓子を食べる時には無くてはならないともいわれている黒文字は、実は100円ショップでも手に入れることができます。
案外手軽に入手できるものですので、品揃えがいいお店だと、長さも多く置いてあり自分の食べやすいサイズで選べるため、一家に一セット分買っておくのも良いかもしれません。
和菓子屋さんで和菓子を購入すると、商品に付けてくれたり、数十本単位で販売している所もありますので近くの和菓子屋さんに行ったときはどんな菓子ようじが置いてあるのかチェックしてみてください。
一般的に手でつかんで食べるとベタベタしてしまうものに出すようじなので、大福などのものには付けてくれないかもしれません。
これは家でも同様で、お客様にも大福やまんじゅうをお出しするときにはようじは必要ありません。あくまで手を汚さずに食べるためのものです。
手に粉が着いてしまうお菓子の場合は、おしぼりも同時にお出ししましょう。

菓子選びの時間を大切に

自分で食べるのにも、お客様にお出しするものでも、選ぶ際の時間まで楽しめるのが和菓子のすごいところです。いざ出したい和菓子が決まったら次は乗せるお皿。そしてようじの長さまで。
ここまで選ぶのは大変かもしれませんが、特に正解があるわけではありませんので、よっぽど厳かな席でない限りは何かを気にする必要は無いと思います。
気軽にサッと和菓子を楽しめるようになれれば最高ですね。
和菓子を楽しむ際に使う菓子ようじについて、少しでも知っていただければ幸いです。
このような小さなことは、一人で楽しむ際にはあまり気にしないかもしれませんが、ここまでこだわってみると、本格的に和菓子を楽しんでるように感じられるためおすすめです。
和菓子専用のようじだからと言って、決して高級品ではないので是非多くの人につかっていただければと思います。

余った和菓子の冷凍保存方法

頂き物などで和菓子をその日のうちに食べられないほど大量に貰った時、どのように保存するのが正しいのでしょうか。ただ冷蔵庫に保存するとすぐに悪くなってしまう、ラップでぐるぐる巻きにしてもあまり変わらず・・・。と言った経験がある人は多いのではないでしょうか。そんな方にお伝えしたいのは、和菓子は冷凍保存が可能ということ。この記事では、和菓子の冷凍保存法についてをご紹介いたします。

冷凍保存することで

和菓子屋さんに売っている和菓子は基本的にその日のうちに食べることを想定して作られています。スーパーで販売しているパックの和菓子でも2~3日程度で食べきるのが目安です。
どうしてもその期間のうちに食べきれない場合もありますが、そのようなときは冷凍することで約2週間から1ヶ月程度まで保存することができます。
しかし、和菓子の中には冷凍保存にむかないものもあります。それは「羊羹・ゼリー・カスタードクリームを使ったもの」などです。
ゼリーやカスタードは和菓子の中ではあまり見られませんが、特に羊羹はまるまる1本いただくこともあり、なかなか消費するのが大変なお菓子です。
特に二人暮らしのご家庭などでしたら数日で食べきることは難しいですね。ましてや冷凍にむいていないとなると余計に消費するのに考えてしまうかもしれませんが、羊羹だけは悩む心配もありません。
和菓子の中でも羊羹はずば抜けて保存できる期間が長いのです。これは製造過程においての徹底的な加熱・滅菌のため消費期限が数週間になり、冷凍で保存させる必要がないくらいに長持ちします。
有名なとらやの羊羹ですと、なんと賞味期限で1年、そして消費期限は賞味期限が切れてからまた1年後というすさまじい保存能力があり、長持ちするからとついつい買ってしまうという恐ろしい和菓子でもあります。

大福の冷凍保存方法

和菓子の中で多く頂くものと言ったら羊羹や大福なのではないでしょうか。羊羹は上記の通り長持ちするためあまり冷凍の必要はありませんが、では大福の冷凍は一体どうすればよいのか。
通常大福は湿気が少なく冷えている場所ならば常温でも保存可能なお菓子です。基本的に和菓子は冷蔵庫などの電化製品が生まれる前からあるお菓子なので冷蔵庫での保存は乾燥してしまうため向いておりません。
しかしどうしてもすぐに食べられない場合は、一つずつラップで包んで冷凍庫に保管しましょう。これで大体2週間ほどは保存できます。
食べる時は自然解凍で溶かしてみて、どうしても硬さが残る場合は少しレンジで温めてみましょう。

中にはわざと冷凍で

最近では夏、わざと和菓子を冷凍させて食べるという楽しみ方もあります。
特に冷凍させておいしいのは水ようかんやどら焼きなどで、コンビニに冷凍のたい焼きやおはぎなども売っておりそのまま食べてしまうという涼の取り方も若い方の中で流行っています。
粒あんをラップして冷凍すると、なんと自家製あずきバーが作れてしまうと評判です。本家のあの硬さを維持しているのか気になりますね。

さいごに

和菓子の冷凍保存はお菓子によって向き不向きがありますが、大抵の和菓子は冷凍することが出来るため、多めに頂いた場合は痛んで捨てるという悲しいことにならないために積極的に冷凍保存しましょう。