和菓子ゆかりの神社があることを御存知でしょうか。
日々の生活を彩ってくれる美味しいお菓子に感謝して、ゆかりの神社を訪ねましょう。

菓祖神萬寿神社(福島県)

まんじゅじんじゃと読みます。老舗菓子店の柏屋が奈良の林神社の分社として建立しました。
4月に行われる「まんじゅう祭」では巨大薄皮饅頭が披露されたり、様々なイベントが催されます。柏屋の「柏屋薄皮饅頭」が人気です。

須波阿須疑神社(福井県)

小豆島の神、大野手比売神を小豆栽培の神として祀る神社です。

八幡神社(静岡県)

明治時代、製あんに必要な機械等を作って全国に広め、近代機械製あんの父といわれる北川勇作の頌徳碑が境内にあり、地元の人から「あんこの神社」と親しまれています。近くにはあんこを扱う店が多く、潮屋の「宮様まんぢう」は代表的です。明治時代に当時皇太子だった大正天皇に献上するために酒饅頭を一口サイズにしたもので、宮様のお気に召して、その名を宮内庁から許されたそうです。

小野神社(滋賀県)

米餅搗大使主を小野氏の祖神として祀る神社で、11月2日に行われる「しとぎ祭」は境内の神田で穫れた米を水に浸して生のまま木臼で搗き固め、藁のつとに包み入れる古来の製法でしとぎを作って神前に供え、五穀豊穣・天下泰平を祈念しています。大津随一の老舗菓子店である鶴里堂では、大津絵や「三井の晩鐘」に因んだ和菓子が人気です。

菓祖神社(京都府)

ニ柱のお菓子の神様を祀る神社です。1957年、京都府菓子卸商業組合の奉賛により創建されました。
4月19日と11月11日に祭が行われます。また2月2日から4日まで行われる吉田神社の節分祭には、沿道に約800店の露店が並び、干菓子、あられ、飴などの、お菓子とお茶の接待もあります。

中嶋神社(兵庫県)

田道間守の生誕地にある飛鳥時代創建の古社で、菓祖を祀る本社として全国の菓子業者の崇敬を集めています。
4月に行われる祭は「菓子祭」とも「橘花祭」とも呼ばれ、全国の製菓業者が多数参列します。菓子店の露店も多く、様々なお菓子が味わえます。「ちから餅」が但馬名物として人気のちから餅本舗では、田道間守にちなんだ銘菓「非時香菓橘」の名で黄身あんを包んだ柚子の香りの饅頭も人気です。

伝田道間守墓(奈良県)

垂仁天皇陵とされる菅原伏見東陵に寄り添うような小島が、田道間守の墓といわれており、奈良の老舗、萬々堂通則の「ぶど饅頭」は、遣唐使が中国から伝えたといわれる饅頭で、春日大社では神饌菓子として祭事に欠かせない伝統のお菓子です。

林神社(奈良県)

飛鳥時代創建の古社、漢國神社境内に1949年に創建しました。境内にはまんじゅうを納めた「まんじゅう塚」があります。塩瀬総本家の銘菓「志ほせ饅頭」や「紅白塩瀬饅頭」は、林浄因以来の伝統が偲ばれます。
林浄因の命日である4月19日には全国の菓子製造業者が集まり、菓子を献上して祭りが行われます。その場で作った饅頭が抹茶と共に参拝客に振る舞われます。

橘寺(奈良県)

飛鳥時代、聖徳太子が建立した寺院です。田道間守が持ち帰った橘の種を植えた場所で、以来橘が地名になりました。欽明天皇の別宮・橘の宮が作られ、聖徳太子は橘の宮で生まれたと伝えられています。本堂に橘の枝を手に持った田道間守の像を安置しています。