和菓子は見方によって色々な種類に分けられます。同じ名前の和菓子でも材料や作り方によって種類が違ったものとなることがあります。例えば、ようかんの材料は、あんこと砂糖と寒天ですが、水分量の少ない硬めの「練りようかん」は「練り菓子」で、ほぼ同じ材料で水分量の多い柔らかい「水ようかん」は「流し菓子」となります。このように少し難しい和菓子の種類ですが、一般的に○○菓子と呼ばれる和菓子の種類と主な和菓子の名前を一覧にします。

水分量による和菓子の種類一覧

水分量による和菓子の種類の一覧です。和菓子を一般的に大きく分けるとこの3つに種類分けされることが多いです。

・生菓子(なまがし)
水分量の多い和菓子で、日持ちがあまりないことが特徴です。主に餡子を使用したものが多いです。ようかんなどがあります。

・干菓子(ひがし)
生菓子の反対で、水分量が少ない乾燥した和菓子です。おこしなどがあります。

・半生菓子(はんなまがし)
生菓子と干菓子の間の水分量の和菓子です。石衣は代表的な半生菓子です。

材料・作り方による和菓子の種類一覧

・もち菓子
もち米、うるち米などを蒸して粘り気のある生地にして作る和菓子です。大福は代表的なもち菓子です。

・米菓
もち米、うるち米を主な原料として焼いた和菓子。もち米で作るとおかき、うるち米で作るとせんべいとなります。

・あめ菓子
砂糖と水あめなどを混ぜて作られる和菓子です。千歳飴、翁飴などがあります。

・豆菓子
大豆や落花生、くるみなど豆類を使った和菓子です。節分用の炒り豆などがあります。

・蒸し菓子
蒸して作られる和菓子です。酒まんじゅうなどがあり、外朗も蒸し菓子です。

・焼き菓子
オーブンなどを使って焼いた和菓子です。カステラも焼き菓子に分類される和菓子で、きんつばも焼き菓子です。

・揚げ菓子
揚げて作る和菓子です。かりんとうなどがあります。

・練り菓子
あんこともち粉などのつなぎとなる粉に砂糖を混ぜてこねて作る和菓子です。ねりきりなどがあります。

・流し菓子
砂糖とあんこと寒天などで作った生地を型に流して作る和菓子です。水ようかんなどがあります。

・掛け菓子
砂糖や蜜を掛けて作る和菓子です。金平糖は代表的な掛け菓子です。

・おかもの(岡物)菓子
半製品の和菓子を熱加工せずにそのまま混ぜ合わせたり組み合わせたした和菓子です。最中などがあります。

・砂糖漬け菓子
豆類などの原料となるものを砂糖漬けした和菓子です。甘納豆などがあります。

・打ち菓子
みじん粉(もち米を一度蒸して乾燥させたものを粉末状にしたもの)に砂糖を混ぜて木型にはめて固めて打ちだした和菓子です。落雁などがあります。

・押し菓子
打ち菓子の中に練りあんなどを混ぜ、くずれない程度に木型に押し付けて作る和菓子です。塩釜などがあります。

用途による和菓子の種類一覧

材料・作り方だけでなく、用途によって和菓子を種類分けすることも出来ます。

・並生菓子
家庭など、日常で食べられる和菓子です。

・上生菓子
上等な和菓子で、高価で貴重な材料が使われていたり、季節や自然を表現した和菓子です。

・茶席菓子
お茶会の席で使われる和菓子です。

・まき(蒔)菓子
日本伝統の舞踊や長唄などの発表会でお客様のお土産として使われる和菓子です。

・引菓子
結婚式などおめでたい席で使われる和菓子です。

・工芸菓子
写実的に表現した観賞用の和菓子です。観賞用ですが全て食べられる和菓子です。

まとめ

和菓子の種類一覧をみてわかるように、材料や作り方だけでなく、用途でも色々な分類ができます。和菓子を色々な角度から見てどんな種類に分けられるかを想像しながら食してみることも和菓子の楽しみ方のひとつです。