葛を使った「流水」というみずみずしい羊羹があり、こちらが大変人気の商品なのですが、どうにかして家でも食べたいという方向けに今回はあくまで流水「風」のレシピをご紹介いたします。

どんなお菓子なのか

羊羹と言っても触感は普通の水ようかんやプリンとは全く違う物となっており、他のどんなお菓子でも味わうことが出来ないもっちりさとぷるぷるさを兼ね備えた和菓子です。
葛粉を使っているためにこのような食感になるそうですが、なんとも不思議ですね。
販売している物ではキャラメル味やミルクはちみつなどの、これまた普通の羊羹ではなかなか味わえないフレーバーですので、是非一度本物の流水を楽しんでください。

材料と作り方

流水風のようかんを作るのに必要な材料は「こしあん250g・水450cc・粉寒天2g・葛粉5g・砂糖30g・塩ひとつまみ・甘納豆」になります。
甘納豆は必ず必要というわけではないのでお好みの分量を一番最初に容器に加えてください。この分量でミルク瓶にして6本分ほど作ることができます。
水は50ccと400ccに分けて使います。葛粉はあらかじめ50ccの水と溶かしてください。
準備ができたら鍋に水400gと粉寒天を入れて、中火で沸騰させます。すぐに砂糖も加え、全て溶けるまで煮ながらかき混ぜてください。
完全に溶けたら次はこしあんと塩を入れて、こちらもあんこがとけるまでゆっくり混ぜながら更に煮ましょう。
最初に水で溶いた葛粉を加えてまた数分弱火でコトコト煮ます。できたものを1~2回濾して容器に入れて、数時間冷やします。
これで羊羹が完成となります。本家の流水には遠く及ばないかもしれませんが、普通の羊羹より少しでも食感が近いものが家で作れるというのは魅力的だと思います。
これにもっともちもち感が加われば完璧かもしれません。

涼を取るお菓子

のど越しも良くあっさりとしているため夏の暑さも凌げるような流水ですが、涼をとるために作られたお菓子は他にも存在します。
代表的なものでしたら「水無月」と呼ばれるお菓子で、これにはちょっとしたお話があります。
それはまだ冷蔵庫なんてない時代の話で、冬に貯めた氷を保存する場所として「氷室」という冷気がこもっている貯蔵庫を使っておりました。
主に山の中や地中の涼しい場所に設置されており、天然の氷を保存することに使われてきましたが、この氷を夏に楽しめるのは国のお偉いさんのみ。
庶民にはそんなもの与えられず暑い日々を耐え抜きました。その時涼をとるために活躍したのが、氷室の氷に見立てて作られた白く涼し気なお菓子、水無月なのです。
今でも6月30日に厄除けとして京都で食べられることが多い和菓子です。
今では電化製品を使い簡単に冷気を出すことができますが、昔のこの話のようにたまには和菓子を使って涼むのも悪くないかもしれませんね。

さいごに

流水風の羊羹レシピをご紹介いたしましたが、もし作っていただいて本家と全く別物だ!という方は申し訳ありませんが、あくまで「風」で、普通の羊羹よりも食感が似ているというだけですのでご容赦ください。
本物の味は本家にしか出すことができませんので、是非本物を買っていただければと思います。