穀物の粉で作られた煎餅は、老若男女から親しまれる大人気の和菓子です。和菓子というとあんこや餅が使われたものが思い浮かぶかもしれませんが、せんべいやあめ玉など多くの人が食べているものも干菓子に分類される立派な和菓子なのです。この記事ではせんべいについてや作り方などをご紹介いたします。

歴史あるお菓子

せんべいは縄文時代から食べられている古くから人々に愛されていたお菓子です。この時代はサトイモや栗をすりつぶして平べったくして焼いた物をせんべいとして食べていたので今とあまり変わりません。
「煎餅」と呼ばれ食べられていたのは西暦700年頃の出来事ですが、このせんべいは小麦粉を油で固めた「いりもち」であって今のせんべいとはまた少し違います。
今と同じ形の煎餅が作られたのは醤油を使った「草加せんべい」が初で、江戸時代にはすでに食べられていたそうです。
埼玉県草加市の名産品で、市内には製造所・販売所が60軒以上存在しているという力の入れようで作られているせんべいです。

材料と作り方

今回は味付けに醤油とみりんを使ったせんべいのレシピをご紹介いたします。まず必要な材料は「上新粉100g・熱湯90cc・醤油大さじ2・みりん大さじ2」です。
まず、ボウルに上新粉を入れて中央にくぼみを作るようにします。その真ん中に熱湯を注いでしっかりと混ぜ合わせてください。
これを手ですりつぶすようにしてこねます。粉っぽくなくなったら大体ピンポン玉程度の大きさに分けて、丸める時には少し握りくぼみを付けてください。
そうしてできたものを蒸し器で30分ほど蒸します。出来上がったら生地をすりこぎ棒などで餅つきのように突きましょう。だいたい耳たぶほどの固さになればOKです。
出来たらまた生地を先ほどちぎったくらいの大きさに分けて、二つのまな板などで挟み、出来るだけ生地を薄く伸ばしてください。
そこまで出来たら容器に移し、天日干しで3日から5日ほど乾燥させてください。乾燥させたら焼く前に、オーブンの発行機能などを利用して熱を加えます。
そしてオーブンで5分ほど焼き、裏返して2~3分焼いたら生地が膨らんできて焼き目が付くはずですので、これでせんべい自体は完成です。
醤油とみりんは、とろみがでるまで煮込んだら出来上がったせんべいに塗ってください。塗る時に調味料用のスプレーなどがあるとまんべんなく味付けできるため便利です。
工程は難しいものでなくても、日にちも手間も掛かるものですのでなかなか作りづらいかもしれませんが、時間がある時など家族でチャレンジしていただきたい手作りお菓子です。

ちょっとしたアレンジで

このせんべいと同じレシピで作った生地で、お子さまに大人気の歌舞伎揚げも作ることができます。西日本ではぼんち揚げ、東日本では歌舞伎揚げと言われているあのお菓子です。
生地を作ったらそれをサラダ油で揚げます。そうして醤油大さじ1・凝縮のめんつゆ大さじ1・みりん大さじ2を煮詰めたものを揚げたせんべいに塗ってください。
それが乾いたら歌舞伎揚げの出来上がりです。たれとして塗る物を変えれば様々なお煎餅を作ることができますので、生地だけ作ってみんなでせんべいパーティーというのも楽しそうですね。