千寿せんべいは京都の定番のお土産となっている和菓子です。せいべいという名前がついていますが、ぱっと見た感じでは洋菓子にも見えて、二枚の波打ったせんべいの間にクリームが挟まれている和菓子です。その千寿せんべいの元祖であるのが京都の菓子舗「京菓子處 鼓月」です。鼓月では、千寿せんべいをはじめとした和菓子が他にもいくつかあります。ここでは、鼓月の代表銘菓、「千寿せんべい」と「華」についてご紹介します。

「鼓月」千寿せんべい

ヴァッフェルという洋菓子をご存知でしょうか。ヴァッフェルとはドイツ語ですが、英語ではワッフルです。日本でワッフルといえばベルギーワッフルのことを指すことが多く、網目のような型がついたふわふわしたお菓子です。千寿せんべいはこのヴァッフェルを日本風にした和菓子として、昭和38年に誕生しました。千寿せんべいはヴァッフェルのようにふわふわしたものではなく、硬すぎず、柔らかすぎず、さくっとした食感の生地です。2枚のせんべいの間にはあっさりとしたシュガークリームが挟まれています。和菓子ですが、洋菓子をもとにしていることもあり、お茶はもちろんコーヒーや紅茶にもよく合います。

鼓月によると、「波間に飛鶴の影が映る、おめでたい情景をあらわし、千代の寿ぎを願って「千寿」の名をつけました。」ということで、千寿せんべいに刻印してあるのは鶴をイメージしたものです。千寿という名前も日本らしいですが、鶴が飛ぶ姿をおめでたい情景として捉えるところがなんとも風情があります。

千寿せんべいの原材料は、小麦粉、砂糖、ショートニング(大豆を含む)、バター、卵、でんぷん、全粉乳、白いんげん豆、ココア、膨張剤、香料、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)です。日持ち(商品発送から賞味期限までのおよその日数)は30日です。8枚入1,000円(税抜)で販売しています。

定番の千寿せんべいの他に、金箔や銀箔をあしらったお祝い用のものや女性向けの一口サイズの千寿せんべいもあります。また、季節によって限定の味が登場したり、店舗限定の刻印(プリント)も登場するので、若い女性にも大人気となっています。

「鼓月」華

千寿せんべいと並んで京都の銘菓となっているのが、鼓月の華です。華は、京都の和菓子として有名な桃山饅頭のひとつです。桃山とは京都の伏見のことで、豊臣秀吉の伏見桃山城の後地に桃が植えられたことから、江戸時代になって桃山という地名になったといわれています。

桃山饅頭は、白餡と卵黄と水飴を混ぜて黄色の餡を作り、その餡に葛や寒梅粉を混ぜて作った生地で包んだものです。成形して木形で抜いてほんのり焼き色をつけた焼き饅頭になります。桃山饅頭独特のほくほくした食感を楽しむことができます。鼓月の華は、菊の花の木形で抜いてあり、なんとも華やかなお饅頭です。

華の原材料は、白いんげん豆、砂糖、水飴、小麦粉、卵、加糖練乳、ソフトクリームパウダー(乳製品・大豆を含む)、バター、食塩、乳化剤、膨張剤、香料、着色料(黄4・クチナシ・ビタミンB2)です。日持ちは18日で、6個入り1,050円(税抜)で販売しています。

まとめ

「京菓子處 鼓月」の本社は京都ですが、直営店と百貨店内のお店は全国で60店舗以上あるので身近な和菓子として家庭でも食べることが出来ます。また、千寿せんべいは鼓月が元祖の菓子舗で、他にも似たようなお菓子がいくつかありますが、いろいろと食べ比べてみるのも楽しいでしょう。